2007年にTBS系列で放送されたオリジナルアニメ。
もう6年前になるこの作品は大好きでブルーレイBOXを購入して年に1〜2回は
通してみています。
影のある主人公の黒(ヘイ)はもちろん好きですが、銀(イン)、黄(ホアン)
猫(マオ)と、メインキャラクターはそろぞれに良い味をだしています。
『簡単なあらすじ』
東京の中心(直径10km)に謎の光が地球を貫き突然、未知の領域になってしまた。
その内部は通常の物理法則とは異っており各国の研究対象となった。
時を同じくして世の中は契約者と呼ばれる異能の力を持つ者が現れた。
契約者は異能の力を持つが一度、その力を使うと、その対価に特殊な行動を
強いられる。
それはタバコを吸う、アルコールを摂取する、花を食べる等、契約者毎に異なる。
満天の空は偽りの空に覆われ本当の星を観る事はできなくり、煌めく星は一人一人の
契約者の数を表し、能力を使うと瞬き、死亡すると星は流れ二度と観測できなくなる。
主人公のヘイはある組織に属し、情報収集、暗殺等の任務を遂行し、警察からは
黒の死神、もしくはBK−201と呼ばれている。
あらすじを読んでもらうと判りますが、実に荒唐無稽で設定が難しく何度観ても
よく判らない部分はあるのですが、作品の持つ雰囲気が大人ぽっいです。
また、BGMを菅野よう子さんが担当していて、ラテン系ジャズのような音楽は
聞いていて非常にテンポもよく、耳に心地良いです。
主人公の黒(ヘイ)は契約者という特殊能力の持ち主で電撃を操り敵を感電死させたりします。
戦闘時には正体を隠す為に黒いコートと怪しげな仮面を被り電撃とは別にワイヤーで
繋がれたコンバットナイフみたいな刃物を武器にしています。
体にはワイヤーを瞬時に巻き取る装置が装着されており、まるでスパイダーマンが
ビルの谷間を駆け巡るような動きができ移動や敵からの攻撃を避けることができます。
この設定により立体的な動きが出来き戦闘の表現が多彩になっていて観ていて
カッコイイです。
基本的に一つのエピソードを前編、後編で完結させる構成ですが、実は殆どのエピソードはストーリ全体に必要な伏線が鏤められています。
ボンズの作品では『鋼の錬金術師』『コードギアス』等のような派手さはありませんが
静かなのに激しく、無機質な感じなのにじんわり暖かくとさせる地味に面白い作品です。
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