003 大人も子供も楽しめる漫画 宇宙兄弟

始まって一年以上経ちますが、毎週楽しみに見ているのが
宇宙兄弟です。
実写で映画になっているので知っている方も多いのではないでしょうか。




『簡単なあらすじ』

子供の頃に近所の森で謎のUFOを目撃した2人の兄弟。

それをキッカケに2人は宇宙飛行士になろうと誓い合う。

志しを忘れず努力した弟の日々人は１９年後に本当に
宇宙飛行士になることができた。

一方、兄の六太は自動車設計会社に務めていたが、弟の日々人を
上司に馬鹿にされて頭突きをくらわせてクビになってしまう。

無職になってしまった六太はバイトや就職活動に明け暮れるが
どうにも上手くいかない。

宇宙飛行士になった日々人を自慢に思う反面、弟に遥かに差をつけられてしまって
いる自分が情けないと思う生活が続く。


そんなある日、六太あてにJAXAから宇宙飛行士選抜選考の通過通知が送られてくる。

全く身の覚えのない通過通知は弟の日々人が2人で共に宇宙へ行く夢を叶える為に
応募したものだった。

日々人の後押しもあって六太は宇宙飛行士になるという少年の時に誓った2人の夢を
思い出し本気で試験にパスしようと動き出す。

小さい頃は誰でも大きな夢に胸を膨らませた経験はあると思います。
でも、成長するに連れて現実がわかってくると、あまりに遠い
道のりに、ほとんどの人が諦めてしまう。

六太も、そんな普通の人と同じく自分の身の丈にあった自動車設計の道を選んだ。

ココで終わってしまうなら漫画としてはもちろん成り立たないですよね。

私自身、子供の頃になりたかった夢はありますがそれを実現させる忍耐力と

運はもちあわせていませんでした。

諦めた六太がもう一度、夢を追いかけてそれを実現しようと頑張る様に
自分を重ねてエールを送りたくなるのは私だけでしょうか？

また、漫画を面白くする為の描写もあるのでしょうが宇宙飛行士になる為の
選抜試験や訓練方法など、私自身、深く考えた事がなかったので、それを
見れるのも面白いですね。

大人はもちろん、これから未来に胸を膨らませる子供にも楽しめる作品だと
思います。

でも、よくよく考えると六太は自分自身を過小評価しているだけで工学博士で
自動車設計の受賞歴もあったり普通から考えたらスゴく優秀な人間なので
自分と一緒にするのはおこがましい気もしますね…

でも、それを鼻にかけないところが六太の魅力なのかもしれません。